このたび一身上の都合で現職場を退職しました。
これで夢のニート生活!やったね!
厳密には先週の金曜日(27日)が最終出社日で、そこから有休を消化し、2月末日付けでの退職になってます。
とりあえずは実家のある岩手に戻り、当面は転職活動などもせず休養でもする予定です。
もちろん次の職などは決めているわけもなく、実家に戻った後の予定も無く、完全にノープランというセオリーに沿わない素敵退職だったりするのですけれども、当面は大量に積んである未読本を消化する予定です。
「仕事を始めるのに理由はいても、仕事を辞めるのに理由はいらない」が持論の私としては、今回の退職に退職について実のところ明確な理由なんてものがあまりないので、皆様からの「なんで辞めるの?」攻撃には相手ごとにいくつもある辞める理由の1つを述べるという、ほめられたものではない切り抜け方で切り抜けました。
決して1つ1つの理由が嘘というわけではないのですが。
1. やはり311の震災は大きかった
311の震災はそれだけで退職の理由そのものになりはしなかったものの、退職のきっかけになったし、退職の1番の理由になるくらいには大きい出来事だった。
実家が震災の被害地域になるってのは、実家や近隣地域がほとんど被害を受けていないとはいえ、やはりいろいろ考えさせられた。
自分自身はボランティアするくらいなら、産業の中に身を置いて社会に関わる方が結果的には社会のためになると考えるため(あくまで自分自身の立ち位置として)、ボランティアとかそういうものとは無縁で、そして今回の退職が自分自身の正義らしきものから発露したものではないのだけれど、それでもやはり今このままでいいのかなとは考えてしまうわけで。
また、両親も多少心配なので、ここでいったん実家に戻るかというのも少なからずあった。
うちの両親はまだ定年前で現役なので、おっきいニート息子が帰ってきたところでジャマなだけなのだろうけど。
2. 新規性のあるプロダクトの開発をあきらめたんじゃね?という組織にいるべきか
私自身はソフトウェアの分野にさえいれば、仕事内容やそれの魅力よりも組織としての安定性を比較的重要視するところがあると認識しているのだけれど、どうも組織的安定性にも疑問符がつき始めた。
親会社自体はは大きい企業なので、おそらくこれから転職するだろうどの企業よりも組織としての規模はあるとは思うのだけれど、どうも親会社の経営を見ていると新規性のあるプロダクトの開発や販売を会社としてあきらめたように見える。
新規性のあるプロダクトの開発には膨大なリソースがかかるし、売れるかどうかは博打だ。
今の状況を見るに、新規性のあるプロダクトの開発をあきらめ、今手元にあるプロダクトと販路からなんとか生き残る方向を模索するというのが経営者として合理的であるというのは私も同意するが、かといってそういうところに私がいるべきかというのは別問題である。
3. 5年後に組織として何を売っているのかがイメージできなかった
同業他社の大半はここよりも規模もリソースも大きく、かつ世界的企業ばかりである。
そんな中どうやって生き残るのか、あれほどの規模の企業で5年後に何をしているのか、何を売っているのかがイメージできなかった。
また、今売れている数少ないものも、あと5年…もしかしたら3年も持たずに市場が世界的に縮小していくと個人的には見ているのだが、それに対して組織としてどういうスタンスなのかが全く見えなかった。
5年前から今を見ると、親会社の株主構成ががっつり代わり、社長が何回も代わり、何回も大規模なリストラがあり(子会社であるうちには1度も希望退職の募集なかったけれど)、がらがらと組織が組織が変わっていくのも見ていたし、今の社会情勢から見るにあれだけの組織が5年後に無くなったとしても驚かないね。
4. 通勤がキツかった
歩いて通勤したい派の私としては、電車に1時間以上乗って通勤するのには耐えられなかった。
電車は下りだし、朝早く出れば座れるのだけれど。
前々回の異動の際には職場まで歩いて通える場所に自腹で引っ越ししたのだけれど、さすがに前回の異動は自腹で引っ越しをするには期間が空いてなかったし、これ以上自腹を切るのもあほらしかった。
自腹で引っ越しするくらいならば、転職してしまった方がコストが抑えられそうだったってのも実のところ退職をかなり後押ししてしまった。
結果として今回は、転職するならいったん実家に戻るという決心をしたのだけれど。
他人から見ればこれは退職するほどの理由ではないのだろうけれど、個人的には仕事をするにあたりかなり重要視している部分ではある。
むしろ、職住近接ってサラリーマンにとって基本的人権なんじゃねえの?と思うのだけれど、一般的にはあまり重要視されないのよね。
5. 仕事には不満はなかった
職場の人間関係は良好だったと個人的には思っているし、過去に仕事したことのある人とも一緒だったので、今までの中でもかなりやりやすい現場だった。
技術的にも最先端とまでいわなくてもトレンドといえるものではあったし(大きい組織にいると「今」の技術で仕事をできることはかなり恵まれている部類である)、市場に出れば「おっ!」と言われるくらいのプロダクトだと思う。
同業他社もまず間違いなく近いコンセプトのものを出してくるだろうけれど。
加えて、私が持っている技術・経験・指向ともに今回の開発には合致していたので、そういう意味では今までで一番いい現場だった。
けれども、それでも退職の決心をひっくり返すには至らなかったのは個人的には残念ですらある。
6. 仕事をしている間に世間が見えなくなっていた
仕事をしていると世間が見えなくなる。
これは社会人になる前に想像していたよりもずっと深刻だった。
技術分野に限定しても、新しい言語なりプラットフォームなりインターネットのサービスなりに触ることもできないうちに、それらが大きくなっていくってのを何度も経験した。
新しいものを見てもピンと来ることが少なくなったってことを実感したときには、ああこりゃ本気でやべぇと思ったね。
7. プライベートにおいて今のままの生活でいられるのか、いるべきかという不安があった
いつまでも大学生の延長のような独り暮らしをしていてもいいのかなー、それができるのかなー、といういやな不安がここのところ出てきた。
以前ならまったくなかった不安であるけれど、いい歳になってしまったし、まわりがちょこちょこ結婚なりしだしたりしているのを見るとどうしてもね。
このまま今の生活をずっと続けていくものだと思ってたんだけどね。
8. iPhone 4Sを買ってから読書量が落ちた
退職の直接的かつ間接的な理由ではないのだけれど、iPhone 4Sを買ってからというもの電車で本を読まなくなってしまったので読書量がめっきり落ちた…というよりももうほぼゼロだ。
積ん読もこの辺までにしておかないと多分やばい。
なので時間が空いた今後、一気に片付けたいと思う。願わくば挫折しませんように。
今後についてはマジノープランです。
私が本気でご飯を食えていない状況になったならば優しい皆様方のことですので適当に助けてくれると信じておりますw
